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高血圧症が引き起こしてしまう合併症について

カプセルと瓶

高血圧は生活習慣病に属する病気の一つです。
高血圧になっても、特に自覚症状はありません。
そのため、「俺の高血圧は父親譲りだから仕方がないんだよ」などと言って、生活習慣や食習慣を改善しようとしない人もいます。

しかし、高血圧は父親譲りも多少はあるかもしれませんが、それだけで発症するような病気ではありません。
やはり生活習慣が占めるウエイトが大きいからこそ、生活習慣病と呼ばれているのです。

高血圧を放置すると、脳梗塞や脳出血、くも膜下出血などの脳卒中や心筋梗塞などの合併症を来すリスクが上昇します。
また、高血圧になるような生活習慣と言うのは糖尿病になりやすい生活習慣とも言えます。
それは、糖尿病も生活習慣病だからです。

高血圧の人は、塩分を摂りすぎていることが大きな原因ですが、塩分を摂りすぎているのは食べる量が多いからということがあげられます。
食べる量が多いと自然と塩分も過剰になりがちです。
そして食べ過ぎて塩分を摂りすぎているということは、糖分やカロリーもオーバーしているはずです。
これが、糖尿病も招きやすくなるのです。

塩分を摂りすぎると、血管がダメージを受けます。
そして動脈硬化から心筋梗塞や脳梗塞や脳出血やくも膜下出血を引き起こしやすくなります。
上の血圧が160mmHg以上または下の血圧が100mmHg以上の人は血圧が120/80mmHg以下の人と比べると、約3倍も脳卒中を発症するリスクが高くなります。
上の血圧が180mmHgまたは下の血圧が110mmHg以上になると、8倍ものリスクになります。

血糖値が高い状態が続いても同様に、血管がダメージを受けて動脈硬化になりやすいです。
そして同じように、心筋梗塞や脳梗塞などを発症するリスクが高くなります。
糖尿病の人が心筋梗塞を発症するリスクは糖尿病がない人の約2~4倍、脳血管障害は約2倍です。

血液中の塩分が多すぎて血圧が高い状態が続いても、血液中の糖分が多すぎて血糖値が高い状態が続いても、血管はダメージを受けて動脈硬化を引き起こしやすくなります。
動脈硬化から心筋梗塞や脳梗塞などの合併症となって重篤な状態に陥らないためには、血圧や血糖値をコントロールすることが重要です。

糖尿病で高血圧になってるなら動脈硬化の危険性もあり

糖尿病も初期の状態では、患者さん自身が気が付くような自覚症状はこれと言ってありません。
人間ドックや健康診断で血糖値が高いことを指摘されて栄養指導などを受けても、たいして気にすることもなく、好き放題に飲み食いする人が少なくありません。

しかし糖尿病でなおかつ高血圧になっている患者さんの場合、すでに動脈硬化が進んでいる可能性も高いです。
糖尿病では、高血糖の状態が長く続いていることに加えて、肥満や脂質異常症や高血圧と言ったメタボリック症候群による危険因子が重複しているケースが多いです。
重複する数が多ければ多いほど、動脈硬化は発症・進展しやすくなります。
これにさらに喫煙が加わるとそのリスクはさらに急上昇します。

糖尿病の人の動脈硬化は糖尿病予備軍のうちから始まっていると考えられています。
特に食後に血糖値が跳ね上がる人は心筋梗塞などの心臓血管疾患との関連性が高いことが分かっています。

糖尿病の3大合併症は神経障害、網膜症、腎症ですが、大血管障害、すなわち動脈硬化も糖尿病の合併症です。
心臓で動脈硬化が起きれば虚血性心疾患の心筋梗塞などに、脳血管で動脈硬化が起これば脳梗塞などの脳血管障害に、足の動脈などで起これば閉塞性動脈硬化症となって足の痛みで歩くのも困難になります。

これらの重篤な合併症を引き起こさないためには、血糖値が高いと言われたら自覚症状がないうちから治療することが重要です。
その治療には、食生活や生活習慣の改善、運動が大きな土台となります。

まだ薬を飲んでいないのだから大したことがないと考えがちですが、薬を飲んでいる人も飲んでいない人も、生活習慣の改善が治療の基本であり土台です。
症状が出てから慌てて治療をするのではなく、症状が出ていないうちから治療に取り掛かりましょう。

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