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メインテートは心臓に対して効果を発揮する

メインテートは心臓を休ませることで血圧を下げる薬です。
心臓には血液を送り出す働きがありますが、そこに作用するメインテートを使用することで狭心症や不整脈、高血圧症などに効果を発揮します。
拍動を抑制することが出来る薬です。
本来は心不全に使用してはいけないとされていましたが、昨今では病状によって服用することが有効であることが判明しつつあります。

メインテートはβ遮断薬と呼ばれる系統であり、α遮断薬とは一線を画しています。
β1選択性という特徴を持っており、心臓にだけ選択的に作用します。
気管支への影響が少ないので喘息などを誘発するリスクは低いとされています。
加えて内因性の交感神経刺激作用があります。
これは心臓への無用な刺激がないことを意味しています。

メインテートを服用する理由は心臓を休めることなのでこの点は非常に好都合です。
カテコールアミンは水溶性なので中枢系の副作用が少ないこともメリットと言えます。
半減期が長いので持続性が高い薬として知られています。
服用回数は基本的に通常1回であり、過剰服用は行わないことが重要となります。

通常、成人の方はビソプロロールフマル酸塩として0.625mgを1日に1回経口で服用します。
年齢や症状などによりその量は変わるため医師の診察を受けることが重要です。
医師の判断にもよりますが、2週間以上服用して忍容性があると認められた場合は1日1回1.25mgに増量することが多いようです。
飲み始めには体がだるくなったり、めまいを感じることがあります。
これは心臓の働きが弱まったことによる自然な反応です。
薬の働きで普段よりも血流量が減ることになるので体が重く感じられることにはそれほど問題はありません。
しかし、症状が重い場合にはなるべく早く受診することをお勧めします。
薬の作用で脈が減ります。
こちらも自然な反応ではありますが、1分間に脈拍が50以下になったら医師に相談する必要があります。

メインテートの服用に注意が必要な人はいる?

メインテートは有効成分ビソプロロールフマル酸塩を含有する薬で、血圧を低下させる働きにより高血圧症や心臓の疾患の治療に用いられます。
β遮断薬に分類され、β受容体を遮断することで心臓の拍動を抑制し、血圧が下がる仕組みです。

交感神経の働きが活発になるとカテコールアミンという物質が放出され、細胞の受容体にくっつくことで作用し、血管を収縮させます。
結果的に血圧を上昇させるカテコールアミンの受容体には、血管に存在するαと心臓に存在するβの2種類が存在します。
つまり、α遮断薬とβ遮断薬は、どちらもカテコールアミンが受容体にくっつくのを防ぐことで血圧を低下させるのです。

β遮断薬のメインテートは、心臓だけに選択的に作用するため、他の薬と比べて気管支への影響が少ないメリットがあります。
また、交感神経を刺激しない特性から、心臓へ無用な刺激を与えず休ませることが可能です。
吸収や代謝スピードが遅い水溶性で、ほとんどは腎臓から直接排出され、脳内に入りにくい特徴を持ちます。
中枢性の副作用が少なければ、気分の変調などが起こりにくくなります。

メインテートは高血圧に高い効果をもたらす薬ですが、病気の種類によっては症状を悪化させるおそれがあるので、慎重に用いることが大切です。
急性心不全や喘息、手足の指先にある動脈がけいれんし、急激に血流不足が発生するレイノー症状のある人は、基本的にメインテートを使用してはいけません。
他にも、糖尿病では血糖を下げる薬の副作用として低血糖が現れやすくなるので注意が必要です。
徐脈や心不全を起こしやすい高齢の人も、過剰投与による副作用を避けるために、少量より開始するなど慎重な方法で使用します。

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